「ファーストモデル芯通し黒」の特徴
ここでは、神楽坂革帯が2021年11月にリリースした「ファーストモデル芯通し黒(製品番号001-02)」の特徴をご紹介します。
様々なファッションに対応する黒革ベルトの役割を熟慮して作られた新しいスタンダード。
今までのファーストモデルと何が異なるのか、なぜ芯通し染色の黒革が選ばれたのか、そして今回の黒革ベルトのために新たに用意されたバックルについても紹介します。是非じっくりとお読み下さい。
■ファーストモデルは神楽坂革帯のスピリットを反映する基本モデル
好評を頂いているファーストモデルは、その名の通り神楽坂革帯の最初の製品であり、ブランドの基本スピリットを反映したモデルです。ごくスタンダードなベルトをひたすら目指した製品であり、カラーは茶系(イングリッシュタン)を基本色として採用しています。
そして今回、設計はそのまま変えることなく、二番目の基本色として「黒」のファーストモデルを企画しました。
■ファッションにおける黒革ベルトの役割を深慮した新モデル
黒のファーストモデルを企画した意図は、単にカラーバリエーションを揃えることではありません。黒革のベルトがファッションにおいて果たす役割を熟慮し、その目的に十分かなう製品として細部まで企画したものです。よりシンプルな雰囲気でコーディネートを引き締める。そうした役割を果たせるよう、ヌメ革は芯通し黒、そして、バックルは真鍮無垢にニッケルメッキを施した銀色の見た目としました。
その結果、従来のファーストモデルとは異なる、静けさと凜々しさを兼ね備えた黒革ベルトが完成しました。デニムをはじめとする様々なファッションコーディネートのお役に立てるシンプルなベルトです。
■芯通し黒のヌメ革
本モデルに採用している革はこれまでと同様に植物タンニン鞣し革(ヌメ革)です。染色において革の中心部にまで黒染料を含浸した「芯通し黒」を採用しています。芯通しにすることで、革の断面(コバ)は勿論のこと、針穴も漆黒となり、真の黒を体感することができます。どこまでもシンプルな黒いベルトを追求したがゆえの選択と言えます。
■裏の遊び心
芯通し染色による漆黒のヌメ革を採用したため、今回は神楽坂革帯のアイコンでもある裏面のスタンピングが施せません。そこで、黒ベルト専用のブランド表示として、レザー製の小ループを裏に取り付けました。このレザーもヌメ革であり、今後、神楽坂革帯でリリースする小袋などの製品に使用する可能性がある素材です(リリース時期未定)。小さなネームタグではありますが、サンプルチップのような意味合いで、素材感を感じて頂けたらとの願いで採用しました。
(スタンピングの模様は季節などにも寄り、一つ一つ異なります)
■ハードウエア(金具)類へのこだわり
革製品にとって無くてはならない相棒がハードウエアでしょう。
革の利便性と強度を高めてくれるのがバックルやカンなどの金具類であり、
オーセンティックな革製品では無垢の真鍮が広く使われてきました。
また、革を繋ぎ止めるハードウエアがリベットですが、ここには銅が広く使われてきました。神楽坂革帯では、昔ながらの真鍮無垢のバックルと打ち留め式銅リベットを使用しています。
■バックルはどちらを選ぶべきか?
今回の黒ベルトでは、真鍮無垢にニッケルメッキを施した銀色バックル(ごくわずかに真鍮の金色が感じられる独特な仕上げ)と、従来の真鍮無垢バックルの2タイプからお選び頂けます。黒革に真鍮色もまた洒落た雰囲気があり良いものです。
いずれを選ぶかは好みとなりますが、銀色はシンプルでクール・硬質な印象、真鍮色はやや艶やかでお洒落・大人なニュアンスが感じられる仕上がりとなっています。
迷われる方もおられると思います。数量限定となりますが2本セットもご用意しましたので御利用下さい。ファッションや気分に合わせて付け替える楽しみが増えることでしょう。そして、いずれのバックルを選んでも、シンプルで引き締まった黒革のベルトがしっかりとコーディネートをサポートしてくれることは間違いありません。
神楽坂革帯
ファーストモデル芯通し黒(001-02)
仕様
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ベルト素材 牛ヌメ革 芯通し黒 日本製
バックル 真鍮無垢(ニッケルメッキ)
または真鍮無垢(生地)
いずれも日本製
リベット 銅 打ち留め式 米国製
革厚み 3.2~3.5mm
ベルト幅 3.0cm
サイズ設定 26~38
※「サイズの測り方」のページをご参考下さい
価格 7,150円(税込)
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※数量限定2本セット(真鍮ニッケルメッキバックル/真鍮生地バックル)価格13,200円(税込)
フォトギャラリー
ディテールや、デニムと合わせた着用例などのご参考に。
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